大友ファミリーの犬&猫飼育日記 ハジメのニャンコ飼育日記 アダルト編

Story06<もしもの時に備えて…編>町内の防災訓練。ダイとスーはどうするの?

災害に備えて普段からやっておきたいことは?

●避難用の荷物をまとめておこう!
災害の規模や状況にもよりますが、発生から数日は食事や水が十分に行き渡らない可能性が高いと言えます。また人間用の物資が優先となるため、ペット用の救援はさらに遅くなってしまう可能性も否めません。最低でも3日程度は援助なしでも暮らせるように、いろいろな準備をしておきましょう。

<必ず用意しておきたいもの>

○最低3日分のペットフードと水
フードは1日分ずつ小分けにしておくと便利。賞味期限に気をつけて定期的に入れ替えて。お水は中型犬1頭で2リットル程度は必要と言われます。

○食器とお水用のボウル
ステンレスやプラスチックなど軽くて持ち運びしやすいものを用意。ナイロンなど折り畳めるタイプもあります。

○クレート(キャリーバッグ)
避難先でペットを安心して過ごさせるためのスペースとなります。大型犬の場合も、折りたたみ式のものなどがあれば便利です。

○トイレ用品
ビニール袋やトイレットペーパー、シーツなど。1週間分くらいあると安心です。

○首輪・リード
予備のものを避難用袋に入れておきましょう。首輪には必ず名札をつけておくこと。

○ワクチンや狂犬病予防接種の証明書
避難先などで呈示を求められる場合があります。コピーでも可。

○いつも飲んでいる薬など医薬品
薬は1週間分くらいを袋に入れておきましょう。その他、ガーゼや包帯などもあると便利。

<用意しておくと便利なもの>

○洋服
  Tシャツ、マナーベルト、生理用パンツなど。Tシャツは防寒のほか、抜け毛対策にも役立ちます。

○ペットの健康手帳と写真
  ペットを誰かに預けなければならない時に役立ちます。生年月日や体重のほか、病歴、アレルギーの有無、投薬の必要などの情報を記載しておきましょう。写真はペットが迷子になった時、捜索のために必要となります。

○ブラシなどお手入れ用品
  ペットの健康維持と同時に、避難先でニオイや抜け毛などで周囲に迷惑をかけないために、最低限のお手入れはできるようにしておきましょう。

○ペットが好きなオモチャやオヤツ
緊急時は人間と同様、ペットも精神的に不安定になります。いつも使っているオモチャや好きなオヤツがあれば気持ちを落ち着かせることができます。

●周囲に迷惑をかけないためのしつけを
一緒に避難する人の中には動物が好きではない人もたくさんいます。ペットを連れて避難する以上、衛生面やマナーなどで周囲に迷惑をかけないよう最大限の努力をするのが、動物を飼う人間の義務でもあります。

 周囲への配慮はもちろん、ペットのためにもやっておいてあげてほしいのがクレートやケージで静かに過ごすトレーニング(パピー編Story03参照)。
避難場所ではペットをクレートで過ごさせるよう定める自治体も多いですが、普段から慣らしておけばストレスがかからず、むしろ安心して過ごすことができます。
特に、完全室内飼育の猫は見知らぬ場所で緊張する子が多いと思われますが、クレートに布をかけて目隠ししてあげると落ち着ける場合もあります。
その他、トイレトレーニングや静かに指示を待つしつけも必須です。

●避難ルートや家族の役割分担を明確に
持ち物の準備だけでなく、家族みんなの"心の準備"も非常に大切。ペットを連れた状態で避難するにはどのルートがいいか、家族の外出中に災害が起きたらどうするか(近隣の知人に声をかけておき、可能なら一緒に連れて行ってもらう…など)、多頭飼育の場合は誰がどの子を保護するかなど、さまざまなシチュエーションを想定して話し合っておきましょう。

●名札やライフチップを装着しておこう!
過去のさまざまな災害では、避難時に飼い主さんとはぐれてしまい、二度と会えなくなってしまった子も多いのだそうです。日頃から、首輪には飼い主さんの名前と連絡先を書いた名札を付けておきたいもの。
また、"ライフチップ(パピー編Story08参照)"などのマイクロチップを装着しておくと、万が一名札が外れてしまっても飼い主さんのもとへ帰り着ける可能性が高くなります!

  1. 食事編
  2. お手入れ編
  3. 健康診断を受けよう編
  1. 遊び編
  2. 気をつけたい病気編
  3. もしもの時に備えて…編

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