大友ファミリーの犬&猫飼育日記 マユのワンコ飼育日記 シニア編

Story03<シニアのお手入れ>初めての歯石除去。麻酔をかけるの心配だなぁ

シニアの子のお手入れのポイントは?

 ブラッシングや歯みがき、爪切りといったお手入れは、シニアになってからではなく、若い頃からやってあげることが大切です。シニアになってからお手入れを始める場合は、最初は犬が受け入れてくれないかもしれません。でも、時間をかけて慣らしていけば、ほとんどの子は大丈夫になりますから、あきらめずに少しずつやってみてあげてください! また、お手入れのやり方も若い頃とは少し視点を変えて見るといいかもしれません。

●ブラッシング
  シニアになると抜け毛の量が増えたり、皮膚・被毛がパサついてフケが見られたりします。ブラッシングによって毛の抜け変わりを促進したり、フケを取り除いてあげることは、皮膚・被毛の健康を保つためにとても大切です。
  また、全身をブラッシングすることで体のすみずみをチェックすることもできます。小さなできものや皮膚の炎症などに気づいたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。

●歯みがき
  歯みがきは小さい頃から習慣にしておくのがベストです。シニアになってから慣らすのはちょっと大変ですが、完璧にできなくても何もしないよりはずっと予防の効果があります。少しずつ慣らしていきましょう。ただし、シニアの子ではすでに歯周病が進行していて、歯肉に炎症を起こしていたりすることも。無理に触ると犬が痛がりますから、まずはかかりつけの獣医師に歯のチェックをしてもらい、適切な処置をしてからお手入れに挑戦してください。

●爪切り
  犬の爪は、活発に動き回っていればある程度は磨り減りますが、年をとって運動量が減ってくると伸びやすくなります。爪が伸びすぎると地面に足をきちんとつけず、関節に負担がかることがあります。また、ループ状のカーペットなどに引っかけてしまうことも。まめに先端を少しカットするようにしましょう。

●耳掃除
  犬の耳はマラセチアなどの常在菌(健康な動物にも普通に存在する菌)が住み着いています。老化によって免疫力が低下したり、耳垢がたまって菌が増えやすい環境になったりすると、こうした菌が異常増殖し、外耳炎などを起こすことがあります。無理なお手入れは必要ありませんが、汚れが目立つような場合は洗浄液で汚れを除去したり、コットンでやさしく拭き取ってあげるといいでしょう。

●肉球ケア
  シニアの肉球は、若い頃と比べると水分や弾力性が失われ、ガサガサして硬くなってきます。そのままにしておくと割れて出血することもあるので、肉球用クリームなどで保湿ケアをしてあげましょう。

お手入れについての解説はこちら

シャンプーやトリミングはどの程度やってあげるといい?

 外で遊ぶ機会が減ったりして、若い頃のように「全身を洗う」というようなシャンプーは必要がなくなることも。お家でたらいなどにお湯を張り、足やお腹、お尻のまわりなど汚れた部分だけを洗ってあげるといいでしょう。ただし、部分洗いでも濡らした場所はきちんと乾かすことが大切です。
  トリミングも、フローリングで滑らないよう肉球の間の毛をカットする、フードを食べるときに汚れないよう口の周りを毛をカットする、排泄物で汚れないようお尻周りの毛をカットするなど、必要に応じて行います。
  たとえ慣れているトリミングサロンであっても、お家以外の場所でシャンプーやトリミングをしてもらうことは、高齢の子にとってはそれなりに体力を消耗してしまいます。家庭でできることは飼い主さんがやってあげて、サロンへ行く回数を減らしたり、トリマーさんにお家に来てもらうなど、犬に負担がかからないよう考えてあげましょう。

  1. そもそもシニアとは?
  2. 食事を見直そう
  3. シニアのお手入れ
  1. 心地いい生活スタイル
  2. かかりやすい病気
  3. 考えておきたいこと

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