Dainippon Sumitomo Pharma

　猫が自分の体をなめることをグルーミングと言います。健康な猫は普通、１日に何度もグルーミングをして体を清潔に保ちます。また猫が不安や緊張を感じた時、気持ちを落ち着けるために行うこともあります。
　猫にとってグルーミングは、皮膚・被毛の健康維持と共に、精神を落ち着かせる意味でもとても大切な行動と言えます。

　ただしグルーミングの際、猫は舌についた抜け毛を飲み込みます。通常は便と一緒に排泄したり、吐いたりして体の外に出しますが、抜け毛の量が多いと体の中にたまってしまうことも（毛球症）。そうなると、胃腸の働きが悪くなり、便秘や食欲不振などの症状が表れます。
　毛球症を予防するためにも、飼い主さんが定期的にブラッシングを行って、あらかじめ抜け毛の量を減らしておくことが大切。特に春〜夏にかけてと秋の終わり頃は“換毛期”で、抜け毛の量が増えます。この時期は、短毛の子であっても毎日のブラッシングが必須です。

　スーちゃんのように、毛玉を吐くのは異常ではありませんが、あまり頻繁に吐くようなら抜け毛の量が多い可能性が。ブラッシングの回数を増やして抜け毛を減らしておくほか、毛の排泄をサポートするタイプのフードを与えるのもオススメです。

　ブラッシング以外にも、家庭でやっていただきたいお手入れはいろいろあります。お手入れは単に外見をキレイにするだけでなく、猫の健康を維持し、飼い主さんとの関係を深める効果もあります。愛猫とのコミュニケーションのひとつとして、ぜひ積極的にやってあげてください！

スーは短毛なのでお手入れはあまり必要ないと思っていました。でも、抜け毛が多い時期はしっかりブラッシングしてあげないと毛球症になってしまうんですね。幸いスーはブラッシングは好きなので、毎日やってあげようと思います。それと歯みがきもしなきゃダメなんですね。うまくできるかちょっと心配だなぁ。