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食欲は猫の健康状態を知る大切なバロメーターのひとつ。猫の場合、ほとんどの病気で食欲不振が見られます。「何だか食欲がないな……」と感じたら、次のような点をチェックしてみてください。
○いつもより食べる量が少ないのか、全く何も食べていないのか?
○いつ頃から食べなくなったのか?
○環境の変化やフードの変更など、病気以外に考えられる原因はないか?
○下痢、嘔吐、血尿など、他の症状が見られるか?
フードを少しは食べている、または食べていない時間が24時間以内(成猫の場合)であれば、あまり心配いらないでしょう。猫は食の好みにうるさい動物なので「昨日まで食べていたフードに飽きてしまう」といったことはよくあります。フードの種類や与え方(食器を変える、フードを温める)を工夫してみるのも手です。また「家具の位置が変わった」「新入りの動物が来た」といった環境の変化が原因で食欲が落ちてしまう場合も。
上記のような原因が見当たらず、24時間以上何も食べなかったり、他の症状が見られる時は病気の疑いがあります。できるだけ早く動物病院を受診してください。
食欲不振に限らず、愛猫の様子がいつもと違うため、動物病院に行こうか迷うことはあると思います。遠慮して、しばらく家で様子を見る人も多いですが、ほとんどの獣医師は軽い症状でも気軽に受診してほしいと思っています。病気の場合、早く受診した方が治療しやすいですし、何でもなくてもその子の正常な状態を知っておくことは後々役立ちます。
「平気かもしれないけど、とりあえず受診する」というスタンスで考えてください。また、若くて元気な子でも年2回くらいは健康診断を受けて、体の状態を把握しておきましょう。