動物と一緒に暮らす上で、その子が健康でいられるよう常に気を配ってあげることは、飼い主さんの義務と言えます。かかりつけの動物病院にも相談しながら、成長段階に合わせたケアをしてあげてほしいと思います。
子猫を迎えた飼い主さんに、まずやっていただきたいメディカルケアはワクチンの接種です。ワクチンは、目に見えないウイルスや細菌等により引き起こされるさまざまな感染症の予防に不可欠です(ただし、ワクチンがない感染症もあります)。ミミちゃんのように外出の習慣がある子はもちろん、人間が外から病原体を持ち込んでしまう場合もあるため、室内だけで暮らす猫でも必ずワクチンは接種するようにしてください。
もう1つ、猫を飼う上で忘れてはならないのがノミ対策です。「うちの子は完全室内飼育だからノミなんていない」と考える飼い主さんも多いようですが、感染症のウイルスと同様、絶対に室内に入り込まないとは言い切れません。
ノミは単にかゆみを引き起こすだけでなく、「ノミアレルギー性皮膚炎」を引き起こしたり、「瓜実条虫」などの内部寄生虫を媒介することもあります。
日頃から室内を清潔に保ってノミが繁殖しにくい環境を作ること、1匹でもノミを見つけたら薬剤の投与など徹底的な対策を行うことが大切です。
パパの感想
スーは家に来た頃にワクチンを打ったので安心していたのですが、ワクチンで予防できない感染症もあるんですね! 健康で長生きさせてあげたいから、これからも動物病院で定期的に健康チェックを受け、ワクチンも年1回は打つようにしようと思います。