Let's Study! 犬との上手な遊び方

“ぽっちゃり”はなぜいけないの? 肥満かどうかは何で判断する?
肥満の原因と予防策

オモチャ選びのポイントは?

●小さすぎるオモチャは×!

 口にくわえたりかじったりして遊ぶオモチャは、安全な素材で壊れにくい丈夫なものを選んであげたいもの。また、小さいオモチャは丸ごと飲み込むトラブルが起こりがちです。小型犬でもダックスなどマズルの長い子は要注意。一緒に遊ぶ際、オモチャが小さいと飼い主さんの手を咬んでしまう原因にもなりますので、必ず大きめ(ヒモなどが長め)のものを選ぶようにしましょう。

●いろいろなタイプを用意しよう

 飽きっぽい性格の犬もいるので、いつも同じオモチャを与えていると飽きて見向きもしなくなることが。また、犬にもオモチャの材質や形状などの好みがあります。オモチャの機能や使い方を理解して「一緒に遊ぶもの」「お留守番の時などに与えておくもの」などと分けて、複数用意してあげましょう。

<一緒に遊ぶオモチャ>
・ロープのついたオモチャ
・ボールなど転がるオモチャ
・音の鳴るオモチャ
※ぬいぐるみなどにロープを結ぶのもおすすめ!
<ひとりで遊ばせるオモチャ>
・中にフードを詰めるオモチャ
・長時間噛んで遊べるオモチャ
※ただし固いものを長時間与えておくのはNG!

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こんな遊びをやってみよう!

●ひっぱりっこ遊び

 犬はもともと獲物を捕らえて暮らしていたので、動くものを追いかけたりくわえたりするのが大好き。遊ぶのに慣れていない子でも、目の前でオモチャを動かして誘ってあげると、本能的に乗ってきます。

(1)犬の目の前でオモチャを不規則に動かします。チョロチョロ動く獲物のイメージで。

(2)犬が興奮してきたら、いったんオモチャの動きを止めてクールダウン。「オスワリ」などの号令をかけます。

(3)犬が号令に従ったら、オモチャをくわえさせてひっぱりっこ。勝ったり負けたりして、犬を楽しませてあげましょう。

(4)興奮が高まって犬が"ウ〜"とうなったり、首を左右に振ってオモチャを振り回し始めたら、いったん動きを止めて小休止。しばらくして、犬がくわえていたオモチャを放して、再びオスワリをしたら「ヨシ!」と声をかけて遊びを再開します。「興奮したらクールダウン→落ち着いたら再開」を繰り返すイメージです。

★くわえたオモチャを放させる
 オモチャを自分の足などにぐっと押しつけて、動かないよう固定します。そのまま犬が自分から放すまでひたすら待って。無理に取り上げようとすると、余計に興奮してしまいます。オモチャを放したら「イイコ」とほめて再び遊びを再開。慣れてきたら「オフ」などの号令で放せるよう練習します。

●宝探し遊び

 オモチャを室内のあちこちに隠して犬に探させる遊び。フードやオヤツを詰めたオモチャを使うと、犬の嗅覚を刺激してより楽しくなります。

(1)床に毛布や布などを広げ、その下にフードを詰めたオモチャを隠します。犬が遊び方を理解するまでは、犬の目の前で隠すようにします。

(2)オモチャを隠したら「サーチ」や「探せ」などの号令をかけて、犬に自由に探させます。最初はすぐに見つかるように隠して、犬がオモチャに触れたら「イイコだね〜」と大げさにほめてあげます。徐々に隠し方を工夫して、難易度をあげていきましょう。

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遊ぶ時の注意点

●手や足を咬ませない

 遊びの途中で犬が興奮して手や足を咬んでくることがありますが、これは危険なので止めさせなければなりません。
  咬むのを許したり、「ダメでしょ」などと叱るのは×。「咬めば反応してもらえる」と勘違いさせてしまいます。少しでも犬の歯が手や足に当たった場合は、すぐに遊びを止めその場を立ち去って、犬に「咬んだら遊べない」と教えて。また、オモチャに長いロープを付けて遊ぶなど、最初から手を咬ませないように工夫しておくことも大事です。

●興奮させすぎない

 遊びの途中、犬が“ウ〜”とうなったり、くわえたオモチャを左右に振り回し始めたら、かなり興奮しているサイン。すぐに動きを止めてクールダウンさせましょう。興奮が高まりすぎると、犬は飼い主さんの指示を聞けなくなってしまいます。そうなる前にコントロールするよう、飼い主さんが注意して。

●オモチャは出しっぱなしにしない

 オモチャを出しっぱなしにすると、犬にとっての"目新しさ"がなくなってしまうと同時に、誤飲などの事故につながりがちです。少しでも壊す危険がありそうなオモチャは、飼い主さんの見ている時だけ与えます。お留守番中などに与えておくオモチャは、材質や構造などに十分、注意してください。

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