皆さんはご自分のワンちゃんを、どんな子に育てたいと思っていますか?
マユちゃんのように「みんなと仲良くできるフレンドリーなワンコに育てたい!」という場合は、子犬の頃の生活環境−−特に、生後3週〜16週くらいまでの「社会化期」をどんなふうにすごすのか、がとても大切になってきます。
社会化期は、動物にとって“仲間との絆を築いていく時期”。自然界では、この時期は母犬や兄弟犬、群れの仲間と共にすごし、犬同士のお付き合いを身につけます。家庭で暮らす犬の場合は、犬同士だけでなく、人間や他の同居動物(猫、鳥、ウサギなど)とのつながりも形成していくことになります。
また、社会化期には視覚や聴覚、嗅覚、触覚なども発達します。この時期にいろいろな刺激を受けると、成長してからも生活の中のさまざまな刺激に対して、適応能力の高い犬になると言われます。
反対に、この社会化期に他の犬や人間との接触や刺激が少ない単調な生活環境ですごした犬は、社交性が低く、臆病で日常のささいな刺激にも過剰に反応しやすくなる傾向があるとわかっています。
このように、社会化期は子犬の一生の性格に影響する重要な時期。何となくお家の中だけですごさせるのではなく、子犬が楽しみながらさまざまな刺激に慣れていけるよう、飼い主さんが意識して社会化の機会を作ってあげてほしいと思います。
犬は大好きなので仲良くなる自信があったのですが、今日は吠えられてちょっと落ち込みました…。でも、お土産のオヤツをあげたら変化が! 徐々に打ち解けて抱っこもさせてくれました。マユも「ダイが社会化できて良かったー」と喜んでくれました。