●近所や愛犬の立ち寄りそうな場所を探す
愛犬を見失ってしまったら、まずは迷子になった場所の周辺や自宅周辺、いつものお散歩コースなど、考えられる場所はすべて探してください。逃げた犬の移動距離は、私たちが思う以上に長い場合があります(数10キロ移動するケースも)。時間が経つほど、遠くへ行く可能性が高まるので、すぐに捜索を始めましょう。探す人数は多い方が良いので、家族や友人、お散歩仲間などにも声をかけてみて。
●地域の保健所や動物保護センターなどに届け出る
近隣の保健所や動物保護センター(地域によって名称は異なります)、警察(交番)など、情報が集まりそうな施設に届出ます。保護された場所によっては、自宅とは異なる自治体の施設に収容されることもあるため、なるべく多くの施設に届け出ること。
●ポスター・チラシを作成する
上記の2つは迷子になった当日すぐに行うべきですが、それでも見つからない時は、ポスター・チラシを作成して情報を募りましょう。大きく「探しています」などと書き、犬の写真(顔、全身がわかるもの)を載せます。さらに、毛色や体重、年齢、首輪の有無など特徴を記載します(あまり詳細に書くより、絞り込んだ方が印象に残りやすくなります)。枚数は多いほど良いと言えます。
道路沿いのほか、動物病院やスーパー、ペットショップ、コンビニなど、人が多く集まる場所に貼らせてもらえるよう頼んでみましょう。
ひと言で言うと、ペットの身元を証明する“個体識別”のためのツールです。直径約2mm、長さ1cm〜1.3pくらいの円筒形のチップに、電子回路が搭載され、そこには世界で唯一の個体番号が記録されています。これを動物の体(犬猫では肩甲骨の付近)に埋め込んでおき、必要に応じて専用のリーダーで番号を読み取ります。この番号をデータベースに照会すれば、飼い主の名前や住所を突き止められます。
何らかのトラブルで、自宅から遠く離れた場所で保護された場合も、マイクロチップのデータを照合すれば、元の飼い主が判明するわけです。
近年、普及が進んでいますが、保護された先にリーダーがあるとは限りません。そのため、迷子札などと併用して活用するのがオススメです。