愛犬が美味しそうにフードやオヤツを食べる姿は、見ていてほほえましいものです。とはいえ、ついついフードを多めに与えたり、オヤツをあげすぎてしまい、愛犬を太らせてしまう人は少なくありません。
犬は大体、生後1年くらいで体の成長が止まり、骨格ができあがります。通常、この頃の体重がその子にとっての“適正体重”となります。そのため、1歳くらいになったら高カロリーのパピー用フードから成犬用のフードに切り替えて、体重の維持を心がけていただきたいのです。
ダイくんのように毎日少しずつでも食事を多めにとっていると、気づかないうちに体重が増え、肥満になってしまう可能性があります。「少しくらい太めでもかまわない」という飼い主さんもいますが、肥満は内臓や関節など、体のさまざまな部分の負担を重くし、病気の原因となります。
まずは愛犬の適正体重を知って、フードやオヤツは1日の必要カロリー内に収まるよう、分量を調整して与えるようにしましょう。
またカロリーはOKでも、人間用の食品や嗜好性の高いオヤツばかり与えていると栄養バランスが満たせず、体調を崩す場合もあります。
「美味しいものを好きなだけ食べさせること」ではなく、「きちんとした食事を与えて健康を維持すること」こそが本当の愛情です。正しい知識を持って、毎日の食事を与えてあげましょう。