私たち人間も年齢を重ねるにつれ肌や毛髪のことが気になりますよね。特に女性は、保湿力の高い化粧品やトリートメントを使うなどして、若い頃以上にお手入れに時間をかける人も多いのではないでしょうか?
シニア猫にとっても、皮膚や被毛の老化は注意したいポイントです。
人間と同様、猫も老化によって皮膚や被毛の水分量が少なくなり、潤いや張りが失われていきます。皮脂の分泌も減るため毛づやが悪くなりますし、抜け毛の量も増えます。さらに体の関節が痛かったり、動くのが億劫、歯や口の中が痛いなどといった理由から、自分でグルーミングする回数も少なくなりがち。そのため、シニア猫の多くは毛並みが悪くなり、それを見た飼い主さんが愛猫の老化を実感することも多いようです。
猫は自分で「毛並みを良くしよう」などとは考えませんから、シニアになったら、それまでよりもこまめにブラッシングなどを行って、猫のお手入れをサポートしてあげるといいでしょう。見た目が若々しくなるだけでなく、皮膚病や毛球症などといったトラブルの予防にもなります。
グルーミングに限らず、シニアになると行動パターンが変わったり、健康状態が変化して、それまで以上に飼い主さんによるお手入れが大切になってきます。毛づくろいの回数が減っているならブラッシングを、歯が汚れていたら歯磨きを、爪が伸びてしまったら爪切りをするというように、愛猫の様子をよく観察してサポートしてあげることが大事です。
お手入れは病気の早期発見にもつながりますし、リラックスして行えば愛猫との大切なコミュニケーションの時間にもなりますよ。
最近、ソファに付くスーの抜け毛が増えたなぁと感じていたのですが、それもシニアになったサインの一つなんですね。ブラッシングはパパが時々やってあげているけど、仕事で遅くなってできない日もあるし、これからは私も時間を見つけてやってあげようと思います。年をとっても毛づやピカピカ猫でいさせてあげなきゃね!